2023年6月13日～16日に、スペイン第3の都市バレンシアにて、the European society of gastrointestinal and abdominal radiology (ESGAR) 34th annual meeting and postgraduate courseが開催されました。ESGARは腹部領域の放射線医学の専門家によって設立された学会で、毎年ヨーロッパの各地で学術会議が開催されています。
　当教室からは、私が「Intrascanner reproducibility of MRI radiomics features for pancreas cancer」の口演発表、野中医員が「Usefulness of breath-hold T2-weighted image (T2wi) of the pancreas with deep learning-based reconstruction compared to respiratory-gated turbo spin echo T2wi」のポスター発表を行いました。学会では症例から研究まで幅広い発表があり、基本的なレクチャーも豊富で、多くのことを学べました。発表が終わると、時として質問者の列ができる程、白熱した議論が繰り広げられていた点が印象的でした。また、滞在期間中は天候に概ね恵まれ、地中海に面したバレンシアの街並みやパエリアやイベリコ豚等を楽しむことができました。
　多くの方々の御協力の御蔭で貴重な経験をすることができました。学会に参加して終わりではなく、今回の経験を日々に生かしていきたいと思います。　(一戸記人)