令和4年7月7日～9日に、第42回神経放射線ワークショップがハイブリッド形式で開催されました。これは、全国の放射線科医が各施設で経験した貴重な症例を提示し、それに対して診断を下すという形式で行われます。読影力を向上させると同時に、全国の放射線科医どうしの交流を深めることを目的としております。今年度は新型コロナウイルス感染症の流行状況から、小樽での開催と同時に、ウェブからも参加できるハイブリッド開催となりました。
　当教室からは、私(一戸)がMELASと類似した所見を示した核内封入体病の一例を出題しました。全国から様々な症例が集まり、活発な議論が行われ、オンラインながら見応えがありました。また、改訂されたWHO分類や最新のMRIの知見等、レクチャーも数多くあり、充実した3日間となりました。来年こそは新型コロナウイルス感染症が落ちつき、現地参加できればと思います。文責：一戸