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第37回日本腹部放射線学会が開催されました

第37回日本腹部放射線学会が2023年6月14日(金)~6月15日(土)の日程でウエスタ川越にて開催されました。画像診断と病理診断の対比がメインのテーマになっており、病理診断を正しく画像から予測することができたのか、できなかったとしたらそれはなぜなのか、画像で病理を説明できるのか、という画像診断の醍醐味が詰め込まれた学会です。
当教室からは大会長公募症例として吉澤恵理子先生が「男性膵SPNの4例」、福澤が「術前に子宮筋腫から発生した平滑筋肉腫が疑われた1例」を発表しました。また、藤永康成教授がティータイムセミナーで「目指せ腹部画像診断のエキスパート~紛らわしい疾患はここを押さえよう~」というテーマで講演を行いました。
とくに大会長公募症例のセッションでは、臨床情報、画像所見、病理所見に関して多施設の症例の情報を組み合わせることで病態に関する仮説が真実に近づいていくかのようなとても深いディスカッションが行われていたのが印象的でした。日々の症例の中にあるわずかな気付きが診断のきっかけになることを強く実感できた素晴らしい学会でした。(文責:福澤)

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